第9回 吉里吉里忌
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豪華ゲスト4人による吉里吉里忌2023も無事に終了いたしました。
本日、4月9日は井上ひさしさんの命日です。
毎年命日に近い日曜日に「吉里吉里忌」を故郷の山形県川西町にて開催してきました。
(代表作『吉里吉里人』にちなんで「吉里吉里忌」(きりきりき)と命名されました)
今年2023年はちょうど命日のその日に開催となりました。
例年にない早さでの桜の開花、それに加え前日夜からの急な冷え込みによる雪で、桜と雪の幻想的な景色の中での開催となりました。
第1部は金平茂紀さん・吉岡忍さん・小森陽一さんの3人による鼎談。
「ジャーナリスト井上ひさし」という視点から3人のそれぞれの想いを存分に語り合っていただきました。
井上ひさしさんはジャーナリストのような目で小説を書いていたように思うと話されていたのが印象的でした。
第2部は小泉今日子さんによる講演。
読書家としても知られる小泉さん。井上ひさしさんの小説と出会ったのは、秋元康さんに勧められた
『十二人の手紙』(中公文庫)だったそうです。講演の中ではその一部の朗読も披露されました。
小さい頃から「ひょっこりひょうたん島」や「ひみつのあっこちゃん」、「ムーミン」の主題歌などで井上ひさしさんと出会っていたんだというお話もされていました。